薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花サク。
ナニゴトノ不思議ナケレド。
詩人 北原白秋 名言
この詩の意味は・・・
薔薇の木に薔薇が咲いたというだけだ。
しかし、考えてみれば
不思議な事だとは思いませんか?
誰も何も教えていないのに、
時期がくればちゃんと咲くのだから・・・
動物だって、右足が出れば左足が
出るという様に、左右交互に手足
が動くから歩いたり走ったりできるのだし
呼吸をする事も、心臓が動く事も、
自分の意志とは全く関係ない働きである。
全ての生き物に備わっている
この不思議な働き。
これこそ、天からの授かり物だろうと
思えばとても心が和みませんか?
「春来たらば草自ずから生ず」である。
北原白秋のもう一つの詩
薔薇ノ花。
ナニゴトノ不思議ナケレド。
照リ極マレバ木ヨリコボルル。
光リコボルル。
花盛りが過ぎれば、
薔薇も木からこぼれ落ちる。
働きの終わりである。
しかしそこには、土に帰らんとする
美しい薔薇が横たわっている
性を生ききった末期は光りのごとく美しい。
今こそ植物たちの姿をみならいたい。
私達の人生の中で
光り輝けている時間は一瞬だけである
それは、まさに薔薇と同じ様に・・・
十人十色の花々が違う時期に光放つ
それが人間というモノ
華が咲く時期も散る時期も
決まっていないのは人間特有
でもこれだけは覚えておこう
華は必ず咲くし
輝くチャンスは必ずやってくると・・・